クラウド型防犯カメラで人件費の最適化、店舗運営の改善も。防犯以外の使い方とは

クラウド型防犯カメラで人件費の最適化、店舗運営の改善も。防犯以外の使い方とは

株式会社SOUL FOOD WORKS 様
業種:飲食業
取材ご対応:柴田 憲広 様(代表)

導入サービス
USEN Camera ライト

居酒屋3店舗、イタリアンバル2店舗、カフェ1店舗の全6店舗を運営する株式会社SOUL FOOD WORKS。 最初にオープンした東長崎の2店舗は、居酒屋「鮮魚と色鶏どりの酒処 ふ~ち~く~ち~」とそのはなれ「ふ~ち~く~ち~の HANARE」 で、100mほどの距離に両店舗があります。

3店舗目に同居酒屋の中板橋店をオープンする際に、USEN Camera Solutions(株) のクラウド防犯カメラ「USEN Camera ライト(旧サービス名称:キャンクラウド)」を導入したといいます。

導入のきっかけや理由

導入のきっかけは何だったのでしょうか。

防犯目的と、店舗のオペレーションを円滑にしたいと思ったのがきっかけです。都内の比較的近い距離で店舗展開をしているので、カメラ映像を見ながら状況に応じて従業員の移動ができるようにしたかったんです。

もう一点、少しネガティブなことなのですが、何度かお金がなくなってしまうということがありました。そういったトラブルを防ぐ目的もありましたね。従業員から、「トラブルがあった時、原因がわかるまで従業員全員が疑われる。お互いに良い関係を築くために、カメラを導入した方がいい」という声があったのも大きかったです。
その後、会社の規模を拡大していくタイミングで導入しました。

数あるクラウドカメラの中で、なぜUSEN Camera ライトを選んだのでしょうか?

一番はアフターサポートが手厚いことですね。カメラのトラブルがあった際には、営業の方に電話で伝えるとすぐ対応してくれます。別途の費用がかからないアフターサポートがしっかりしているのはとても安心ですね。

店舗のオペレーションでは、実際にどのようにカメラを活用しているのでしょうか。

カメラのライブ映像で各店舗の混雑状況を見て、忙しい店舗にヘルプで行ってもらうことを現場主体でできるようにしています。そのように人員の最適な配置を行うことで人件費の最適化につながり、従業員のストレスも軽減できます。
カメラの映像は全店舗のタブレットに落とし込んでいて、各店舗お互いに確認しあっていますね。電話で聞かなくても、タブレットでひと目で確認できるのは効率がよく使いやすいです。

「鮮魚と色鶏どりの酒処 ふ~ち~く~ち~」と「ふ~ち~く~ち~の HANARE」 は、店舗間が100メートルくらいの距離だったので、特にそのように活用しています。

実際のカメラ映像。映像が綺麗で、スマートフォンでも確認ができる

柴田さんが全店舗を管理する上でのオペレーションは変わりましたか?

会社の規模を拡大するごとに現場を離れて行っているのですが、最初はタブレットで確認していましたね。たとえばピークタイムに全店舗を見て、「この時間帯は安定しているな」「この店舗の売上が上がりづらいのはこの時間帯の集客が弱いのが原因なのかな」などと分析するのに使っていました。

現在は、僕よりも現場の店長同士がよく利用してくれています。たとえばA店の食材が欠品した時、B店に「食材を持ってきて」と電話する前に、カメラの映像を見る。忙しそうであれば電話をしないという選択もできます。そうすることで店舗同士の不満やトラブルが解消されます。店舗を運営する上でのコミュニケーションって、そういった小さなことが大切だと思うんです。

カメラの設置個数や活用方法

カメラは何台設置しているのでしょうか?

基本的に1フロア店舗は1台だけです。中板橋店だけ1~2階の2フロアなので、そこはどちらの階にも入れています。

入り口に1つだけとはいえ、店内奥まで映るようになっています。メインとしてレジがしっかり映り、従業員の導線も映るよう設置してもらいました。デッドスペースもありますが、導線をしっかり確認できればトラブルの抑止面では問題ないと思っています。

店舗入口付近にカメラを設置し、1台だけでレジと導線を確認できるためコストパフォーマンスも良い

実際に導入して、お金のトラブルは?

カメラを導入してから、大きいトラブルは一度もないと思います。カメラがあれば、何かあった場合にさかのぼって見ることができるので安心ですね。
以前に創業した店舗では、金庫がそのまま盗まれて警察が入ったこともありましたが、そういった事故は起こっていません。

レジ周りもしっかり映る

カメラ導入時の障害や費用対効果について

カメラを導入する会社では、導入する際に監視目的ではないことを従業員に説明するのが大変という声もありますが、そのあたりはどうでしたか?

大変さは特になかったですね。お金で過去にトラブルとなった反省点が僕にも従業員にもあったので、すぐに理解してくれました。
現金がなくなった時、誰がミスや不正をしたかが分からなければ人間関係のトラブルにも繋がります。
そのため、監視されている感覚よりもトラブルを再発させたくないという思いの方が大きかったので、ネガティブな発想はなかったですね。

導入してよかったと思いますか?また、費用対効果はどうでしょうか。

そうですね、導入して良かったと思っています。

費用の面は、感覚としては保険と一緒だと思います。何も起こらないのが一番で、もしトラブルがあった際にはカメラの映像が解決の糸口となります。安心を買っているとも言えますね。

また、うちの会社で言えば、オペレーションや店舗間でのコミュニケーションツールとして活用できたのがとてもよかったです。なので、防犯目的以外にもそれぞれの店舗で活用方法はあるのではないかと思います。

代表・柴田さん

取材日:2020年9月
※本記事に掲載されております情報はすべて取材時点のものです。