カメラ映像を店舗づくりに活かす、無人カフェ。テストマーケティング用途の活用方法とは

カメラ映像を店舗づくりに活かす、無人カフェ。テストマーケティング用途の活用方法とは


ナインバレー株式会社『シエスタ秋吉台』 様
業種:飲食業
取材ご対応:九谷 直樹 様(代表取締役社長)
URL:https://siestaakiyoshidai.hp.peraichi.com/top/

導入サービス
NEXTクラウドビュー

2019年9月に設立されたナインバレー株式会社は、グランピング施設『レドンド秋吉台』やビジネスホテル『スーパーホテル山口湯田温泉』などの宿泊業と、コンサルティング業をメインに事業拡大を続けている会社です。
今回は、代表取締役社長の九谷 直樹 様にカフェ事業『シエスタ秋吉台』にクラウドカメラをご導入いただいた背景・効果について伺いました。

導入前の課題

・無人カフェのため防犯対策が必須

導入の決め手

・スマートフォンなどで遠隔監視ができ、一定期間の録画機能を備えている
・他社よりもコストパフォーマンスが優れていた
・USEN&U-NEXT GROUPのネームバリューに安心感があった

導入後の効果

・遠隔でトラブルの確認ができて業務効率が上がった
・映像をテストマーケティングにも活用、商品の入れ替えや配置換えなど行っている

無人カフェの性質上、防犯対策が必須だった

『シエスタ秋吉台』は無人カフェとのことですが、なぜ無人の形態で運営しようと考えたのでしょうか。

全国的に「過疎化」や「働き手不足」が深刻化していることが大きな理由です。
この秋吉台で事業を始めた最初のきっかけは、自治体から地域活性化についてご相談をいただいたことでした。秋吉台には日本最大級の鍾乳洞『秋芳洞』があり、非常に魅力あふれるエリアなのですが、近年は観光客が伸び悩んでいる面があります。
秋吉台の魅力を再発信するため、働き手不足の影響を受けずに運営するためにも、思い切って無人店舗でスタートすることにしました。

無人カフェにチャレンジする中で課題に感じていたことはありましたか?

一番の課題はやはり防犯面でした。
店内に従業員が常駐しないので、防犯対策を考える上ではリスクにもなりますので、防犯カメラを探していました。その際に、SNSでUSEN Camera Solutionsの防犯カメラの広告が流れてきたことがきっかけで興味を持ちました。

優れたコスパや会社のネームバリューが選定を後押し

『NEXTクラウドビュー』を導入された決め手をお聞かせください。

数社の防犯カメラを比較・検討しましたが、重視していたことは
 ・スマートフォンなどで遠隔監視ができること
 ・一定期間の録画機能を備えていること
でした。その上で
 ・他社よりもコストパフォーマンスが優れていたこと
 ・USEN&U-NEXT GROUPのネームバリューに安心感があったこと
が選定の後押しになりました。

防犯に加えテストマーケティングにもクラウドカメラを活用

導入後、どのような効果がありましたか?

無人店舗とクラウドカメラの相性の良さを実感しました。
防犯面に関しては期待通りの効果があったと思います。営業時間中に何かトラブルはないか、夜間・早朝に不法侵入や盗難などの事件が発生していないかといったことを、その場にいなくても確認できるため業務効率も上がりました。

現在は防犯・監視だけでなく、カメラの映像をテストマーケティングにも活用しています。
マーケティングは元々独学で学んでいて、自分のビジネスにおける強みでもあります。この事業においてもスキルを活かしながら運営したいという思いもありましたが、無人カフェという性質上、現実的には難しいなと考えていました。それが、クラウドカメラを設置したことによって遠隔でお客様の行動が把握できるようになり、商品の入れ替えや配置換えなどに活用しています。
映像があると、運営上の様々な課題が可視化できるのが良いですね。

サービスについてのご意見・ご要望などがありましたら教えてください。

性別、年齢などの属性を自動で分析できると非常に良いのですが、その点は機能面やプライバシーへの配慮といった要素も含め、まだまだ発展途上なのかなと思います。
現在はカメラの映像を目視で確認して入店者数や属性を記録している状況です。特に土日祝日は多くのお客様にご来店いただくので、かなりの時間や労力が掛かってしまうのがネックです。AIによる分析機能が向上することを期待しています。

最後に、今後の『ナインバレー』様の取り組みについてお話しいただけますか?

ナインバレーは「人の成長を支える」という言葉を理念に、私たちのお客様や社員、そして私たちと関わるすべての人々が成長できるように、常に学び、常に行動します。
今後はこの山口県を中心とした地域の問題を解決できるような活動や新しい挑戦を中心に、人々の心に響くようなアクションをしてまいりたいと思っています。

インタビューを終えて 【広報から一言】

九谷様、貴重なお時間をありがとうございました。
地域振興のためにご自身のキャリアやネットワークを活かしながら事業に尽力される姿勢がとても印象的でした。今回の取材を通じて、ほんの一部ではありましたが山口県の素晴らしい観光資源の魅力に触れることができ、九谷様の想いに共感を覚えました。
弊社サービスを活用したテストマーケティングが今後のナインバレー様の事業拡大の一翼を担うことができるよう、精一杯サポートさせていただきます。

取材日:2024年5月
※本記事に掲載されております情報はすべて取材時点のものです。