防犯も運営もスマートに。
半無人インドアゴルフで叶えた次世代の練習環境
INDOOR GOLF CLUB SOJAを経営するコンセプト・シナジー株式会社紹介
コンセプト・シナジー株式会社は、企業向けの新規事業・新商品開発・収益力改善をテーマにコンサルティングを行っている会社です。今回、自社の新規事業として、練習特化型のインドアゴルフ練習場を岡山県総社市に開業しました。
インドアゴルフ練習場は全国的に増加していますが、総社市にはインドアゴルフの練習場がなく、自宅から距離のある練習場に通う人がほとんどでした。
「ゴルフに合わせて自分のライフスタイルを合わせるのではなくご自身のライフスタイルに合わせてゴルフを取り入れることができれば」、という思いでインドアゴルフ練習場の運営をしています。
USEN Camera Solutionsのクラウドカメラを導入した決め手
USEN Camera Solutionsを知るきっかけ
高杉様:USEN Camera Solutions の代理店からご紹介いただいたことがきっかけです。
USEN Camera Solutions のクラウドカメラを選んだ決め手
高杉様:インターネットでカメラを様々調べていたこともあり、警備関連の会社など何社か選択肢に挙がりました。
半無人システム(※)のゴルフ練習場 を運営する中で、カメラの用途はイメージがついていました。そこで、用途に見合った機能を備えたカメラのうち、価格を比較検討して最もリーズナブルだったUSEN Camera Solutionsのカメラに決めました。
※半無人システムとは
体験時、新規入会時は人が丁寧にインドアシミュレータを説明し、入会後は無人時でも練習できるシステムのことを指します
カメラの活用方法と導入の効果
カメラの活用目的
高杉様:半無人店舗によって生じるいくつかの課題を解決するために、クラウドカメラを活用しています。
1つ目
店舗にスタッフ不在となるタイミングがあるため、立ち入り禁止区域に無断で人が立ち入らないよう、セキュリティ観点から監視の役割でカメラを活用し、安全強化に努めています。
2つ目
無人インドアゴルフ練習場の場合、利用者から「店舗が汚れている、化粧室が汚い」などの声が挙がる傾向にあると、市場調査の結果からわかっていました。
当店ではそのような事態を避ける目的で、店舗が故意に汚されていた場合などに映像を確認し原因を探るため、記録媒体としてカメラを活用しています。
3つ目
会員様に施設をご利用いただく中で、「ゴルフシミュレータにログインできない」などのトラブルが起こることもあります。当店では、公式LINEのメッセージ機能で会員様とのやり取りを行いますが、こうしたお問い合わせが来た際にはカメラの映像も合わせて確認するようにしています。メッセージのやり取りだけでは、PCがフリーズしているのか、それとも操作で困っているのか、正確な状況把握が難しいことも多いからです。記録映像をリアルタイムで確認し、適切な対応がとれるように顧客サポートの面でもカメラを活用しています。
無料体験予約が入っている日は店舗スタッフが配置されますが、完全無人の日もあります。
有事の対応のためには、遠隔で映像をリアルタイムで確認できること、詳細が把握できる解像度で記録できること、クラウド上で映像を1か月間保存できることもカメラを選定する上で重要なポイントでした。
導入の効果1 [カメラ導入の一番の目的]
高杉様:新規店舗での導入検討にあたり、どのようにカメラを設置・活用すれば半無人店舗の運営がスムーズにいくかを重視して考えていました。
前述の内容と重複しますが、顧客の動き(立ち入り禁止区域への侵入防止など)を正確に把握するため、安全対策目的で導入を決めたことが一番大きいポイントだと思います。
店舗運営をスタートする際に最も懸念していたことでしたが、実際には会員様のマナーがよく、立ち入り禁止区域に人が侵入することや化粧室が故意に汚されるようなことは、今まで一度も起きていません。カメラの抑止効果も一定あるのかもしれません。
導入の効果2 [導入してよかったこと]
高杉様:お客様の導線を映像で確認できるようにカメラを設置しています。
当店の入居しているビルは3階建てのビルで、1階2階は別のテナントでフィットネス店が入っており、入り口が別になっています。
INDOOR GOLF CLUB SOJAの外観
高杉様:1階には2台カメラを設置しており、エレベーターホールとフロア全体を見られる位置につけています。
当店のお客様専用エントランスから入ると、会員様のみが通過できるセキュリティゾーンがあります。
会員様の場合は、会員カードをかざすことにより、自動で入館できる仕組みにしています。
初回体験者が来られた場合は、まずカメラ映像上で確認します。
遠隔の施錠管理システムも導入しているため、1階まで降りることなくドアを開けることができ、手間が省けています。
1階エレベーターホール
1階に設置されたカメラ
高杉様:ビルの3階全フロアがゴルフ練習場になっています。
一つの打席が3メートルほどの広さで、10打席あり、一般的なインドアゴルフより広いつくりになっています。
3階では、お客様の導線全体が確認できるように、廊下に4台のカメラを設置しています。防犯の役割として、また有事の際の現場把握に映像を活用しています。
広々としたゴルフ練習場エリア
弊社の対応について
高杉様:カメラの活用イメージは当初から持っていましたが、実際に設置を進めるうえで、現場に合わせた細かな調整が必要でした。
設置場所やカメラの画角など、1台ごとに映像を確認しながら最適な位置を一緒に検討いただき、USEN Camera Solutions 営業担当の方やエンジニアの方にも柔軟にご対応いただきました。
そうした丁寧なサポートがあったことで、安心して導入を進めることができました。
ご意見・ご要望
高杉様:有事の際の原因把握は、公式LINE上でのお客様とのやり取りと、カメラ映像、PCの稼働状況を並行して確認しています。
複数のツールを同時に動かす大変さを感じることも時々あるため、音声や映像でカメラを通してお客様と直接やり取りできるようになるとより便利だなと感じます。
現状は問題なく運営できていているので、同じような半無人システムでの店舗運営を検討されている方には、ひとつの参考としていただけたらと思います。
展望・PR
高杉様:当店は独自に開発した半無人システムを全国に先駆けて導入しました。
インドアゴルフのレビューや、東京のインドアゴルフを実際に利用した際に課題と感じた点を解消できるように様々な工夫を盛り込み、運営をしています。
例えば、インドアゴルフでよくある料金体系は、定額サブスクリプション型ですが、予約枠が一枠ずつしか予約できないことが多いです。また、練習開始時間も基本的に00分スタートが基本です。
しかし当練習場では、一レッスン50分制で、8枠まで予約できるようにしています。
「この後予定が空いたので、今からゴルフの練習をしたいな」という時にふらっと気軽に練習にきてもらえるように、開始時間を15分単位で予約できるようアレンジもしてあります。
また東京などの都心エリアでは隣の人や壁やネットが気になりスイングも縮こまってしまう傾向があるのですが、窮屈感を感じないくらい広く打席のエリアを確保しています。
個室ではありませんが、半個室のような作りになっているため、ドライバーでも隣を気にせず、気持ちよくフルスイングで振ることができます。
マットにもこだわっており、打席のマットとショットマットを変えて、膝や肘をいためないように工夫しています。また精度の高いシミュレータでフォームを確認できることも、ゴルフスキル向上のひと役を買っていると思います。
練習場などは老朽化が進んできており、また温暖化の酷暑環境が進む中、ゴルフ練習場の在り方は今後変わってくると考えています。
その中で、完全無人ではない半無人システムは、人手不足の環境下でも非常に有効な運営スタイルになっていくと考えています。
インタビューを終えて 【広報から一言】
高杉様、このたびはお忙しい中、貴重なお話をお聞かせいただき誠にありがとうございました。
カメラ映像と複数システムを組み合わせた半無人運営の仕組みは、店舗運営の新たなモデルケースとして大変示唆に富むものでした。
本事例が、今後の店舗運営やサービス向上を検討される皆さまの参考となれば幸いです。
カメラを活用した安心・安全で快適な環境づくりに関するご相談は、ぜひ弊社までお問い合わせください。